一般的に葬儀に参列する時には、ご香典を持参します。そして、香典返しをいただくわけですが、兵庫県では、その場でいただく即返しではなく、四十九日の法要後に半返しすることが多い地域です。香典返しをその場でいただけないのを誤解しないように注意が必要です。
また、播磨地方の一部では、出棺の際に棺を3回回す風習があります。これは、故人の方向感覚をなくし、家に戻ってこないように、安らかに成仏してもらえるようにとの願いが込められています。そして、葬儀に使う供花は樒を使用することが多くあります。
これは、仏さまとなる故人が永遠に安らかに過ごせるようにとの願いが込められているという説や、故人に邪気が寄ってこないようにとの説があります。お焼香も独特です。神戸市周辺では、抹香ではなく、水でお焼香をする地域があります。
樒の葉に水をつけて棺に3回振りかけて行います。香りを添えることで抹香で行う焼香と同様の行為とみなされています。
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兵庫県の葬儀場・斎場・火葬場|葬儀・葬式・家族葬【公益社】
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近年、葬儀を楽に済ませられるとして家族葬が選ばれる傾向が強くなりました。確かに家族葬の場合、誰が参列できて誰が参列できないかが、比較的はっきりとわかりますので、参列者の人数によって適切な規模の式場を選べるというメリットがあります。
親戚とはいえ、すべての人が気の置けない存在にはなれませんが、少なくとも頼みごとがしやすい人、てきぱき動いてくれる人、場の雰囲気を明るくしてくれる人が誰かという把握ができます。また、それ以外の人はほぼやってこないと考えられますので、いつ、誰が来るだろうかと神経を研ぎ澄ます必要がないのも助かります。
兵庫県内で暮らして、都市部で仕事に就いている子供世帯の主が喪主になる場合、知った顔だけを相手にするだけでいいというのは、ただでさえ疲れる葬儀で大いに助かることです。疲れない葬儀にしたいという希望があるなら、まずは家族葬をチェックです。